6月10日 11時41分
肉用牛(にくようぎゅう)と豚の生産額がともに全国一の宮崎県都城市で、9日、初めて家畜の伝染病「口てい疫」に感染した疑いがある牛が見つかったことから、宮崎県と都城市は、牛がいる農場で飼育されていた208頭すべてを処分するとともに、半径5キロ以内にある農場の牛や豚について、感染していないか確認を行っています。
宮崎県都城市高崎町の畜産農家では9日、牛3頭に「よだれ(涎)」や「舌のただれ(爛れ)」といった症状が出ていたことから農林水産省などは、口てい疫に感染している疑いがあると判断し、宮崎県と都城市は、3頭を含め、この農場で飼育されている208頭すべてを処分しています。宮崎県は、東京の動物衛生研究所が行った3頭の遺伝子検査について10日午前、陽性だったと発表しました。また半径5キロ以内にある農場の牛や豚について、電話で、感染していないか確認を行っています。宮崎県は、10日夕方にも、この農場を中心とする半径10キロの地域で、家畜の移動を禁止するほか、半径10キロから20キロの地域では、家畜をこの区域の外に運び出すことを禁止する方針で、鹿児島県の一部が20キロ以内に含まれる見通しです。都城市のこの農場は、口てい疫の感染が集中している宮崎県東部の川南町からは南西におよそ40キロから50キロ離れています。
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